製品ライフサイクルを通じた価値の創出

ヤンセンのミッションは、ヤンセン製品から恩恵を得られる患者さんに薬剤を届けることであり、それがヤンセンの存在意義です。

市場アクセスの観点から、ヤンセンは、プロセスの極めて早期の段階で、いまだ満たされていないニーズの分析と疫学および経済的影響の評価を開始しているということを意味します。ヤンセンは、医療費支払い者が価値を見出すものと医療費の償還を受けるために必要なデータに関する洞察を提供して、臨床試験が適切にデザインされるようにします。私たちは製品のライフサイクルを通じて価値の創出および追求に取り組み、製品の市販開始時にはタイムリーに市場へアクセスできる可能性を飛躍的に高め、ライフサイクルを通じてアクセスを維持することに注力しています。これはヤンセンが医療費支払い者、医療従事者、そして患者さんへの価値を立証できるように、ライフサイクル全体を通じてデータを取得する必要があることを意味します。

ヤンセンは機能横断型チームを結成し、各チームが初期の開発から市場化まで、特定の化合物に集中して組織的に活動します。臨床開発やグローバルメディカルアフェアーズ、戦略的マーケティングと市場アクセスの専門家たちが結束して、概念実証からその後の各ステージを通じて最終的な結果に至るための情報を提供します。

グローバル規模での協力が市場アクセスにとって必須の成功要因である一方、ヤンセンは深い専門知識と地域市場への精通に代えられるものはないとも考えています。そのため、私たちはグローバルなレベルで一貫性を持ちつつ、地域への適応可能な組織を構築しています。ヤンセンは世界中の地域で活躍する幅広い学際的な市場アクセスチームをまとめるグローバルな組織を有しています。この組織は医療経済学、価格設定、医療テクノロジー評価提案、革新的なアクセスモデルの専門家たちで構成されています。専門家たちは、国レベルでは、地域的な視点から重要な見識と懸念を提供し、地域の償還制度と価格設定制度への深い造詣、ニーズと要求に基づく製品価値を遡及することが可能となります。

ヤンセンでは、がんの管理方法を変える革新的な医薬品を開発し、これらの医薬品を一番に必要としている患者さんに届けることに取り組んでいます。

Patrik Ringblomはヤンセン・グローバル・サービスのオンコロジー領域グローバル市場化戦略リーダーです。彼は戦略的マーケティング、戦略的分析論、市場アクセス、メディカルアフェアーズ、ポートフォリオマネジメントの専門家からなるグローバル統合チームの責任者です。さらに、がん領域戦略の共同での立案と実行、疾患分野の拠点の確立、疾患領域の深い専門知識の開発について、リーダーとしての説明責任と実行責任を共に担っています。詳細プロフィールを見る。