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HIV感染症・エイズ |ヤンセンファーマ株式会社

治療薬の進歩により、HIV感染症は死に直結するものではなくなりつつあります。 HIVに感染していない方と変わらない生活を送るため大切なのは、治療薬を「生涯」 「正確に」飲み続けることです。

 

HIVの治療は進歩しています

HIVの治療薬は、ほぼ生涯にわたり飲み続ける必要があります。そのため、効果はもちろん、患者さんにとって飲みやすい、続けやすいという観点でも開発が進められ、飲む量、回数、飲み方が変化しています。

STRとは、Single Tablet Regimen の略で、複数の薬剤をまとめ、服薬が1日1回1錠で済むようにしたHIVの治療薬のことです。海外の研究では、STRが患者さんの服薬率を上げるのに役立つというデータが報告されています*。
*Astuti N, et al., Infect Dis Ther. 3: 1-17, 2014  
Sax PE, et al., PLoS One. 7: e31591, 2012


「生涯」「正確に」飲む理由

エイズ発症を防ぐためには、ほぼ生涯にわたりHIV治療薬を飲み続けることが必要です。なぜなら、HIV治療薬は体内のHIVを減らしますが、完全に消滅させるものではないからです。治療を中断してしまうと再びHIVは増加し、エイズ発症の危険性が高まります。

さらにHIVの治療では、「正確に」飲むことも、とても重要です。正確に飲んでいる方ほど治療は成功します。不規則な飲み方をすると、体内の薬の量が減り、治療薬が効かない耐性ウイルスが生じてしまいます。飲み忘れないのはもちろんのこと、1回に飲む量、いつ飲むのか、食後・食間といった食事との関係、HIV以外の病気の薬との飲み合わせなどについて、医師や薬剤師の指示をしっかり守って飲むことが必要です。
 

 

 

薬を「飲み忘れない」工夫

HIV治療薬をほぼ正確に飲めている方でも、およそ半数は服薬を負担に感じています*。
こうした負担を軽減するため、患者さんご自身でも「飲み忘れない」ためのさまざまな工夫をされています。

*服薬率が95%を超えている方で、服薬を「とても負担と感じる」または「やや負担に感じると回答した方の割合。(生活と服薬継続に関するアンケート, ヤンセンファーマ株式会社, 2012より)

●飲み忘れたときは、電話などですぐに医師や薬剤師に対応を確認してください。また診察の時に、ためらわずに飲み忘れたことを伝えてください。
●飲み忘れの他に、他の病気の治療薬との「飲み合わせ」に注意し、必ず医師や薬剤師に確認してください。
●地震、台風、大雨などの天災にそなえて、多めに持っている方や常に数日分を携帯している方もいらっしゃいます。医師に相談してみましょう。

Life and Medicine~日常生活の中で服薬を続けるヒント~

HIV陽性者の服薬の実態や工夫、服薬に対する気持ちなどについて、インタビューとアンケート調査の結果をまとめた冊子です。

HIV感染症・エイズ

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