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HIV-1感染症治療薬 「コムプレラ®配合錠」新発売のお知らせ

公開日: 
2014/12/13

ヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ブルース・グッドウィン、以下ヤンセン)は本日、HIV-1感染症治療薬 抗ウイルス化学療法剤「コムプレラ®配合錠(一般名:リルピビリン塩酸塩/テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩/エムトリシタビン配合錠)の発売を開始しました。

 

本剤は、米国ギリアド・サイエンシズ社により開発された、リルピビリン塩酸塩、テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩およびエムトリシタビンの3成分を含む配合錠です。HIV-1感染症に対する治療薬として承認されています。 

 

コムプレラ®配合錠の発売により、患者さんに新たな治療の選択肢が提供されると同時に、抗HIV治療ガイドライン(2014年3月版)で提唱されている抗レトロウイルス療法1) を1日1回1錠の服用で行うことができるようになり、患者さんの長期服薬における負担軽減が期待されます。

 

HIVとは、ヒト免疫不全ウイルスのことで、ヒトの体をさまざまな病原体から守るのに重要な免疫細胞に感染してこれを破壊し、最終的に後天性免疫不全症候群(AIDS)を発症させるウイルスです。日本国内における年間のHIV感染者数およびAIDS患者数の両者を合わせた新規報告件数は1,500人を超え、2013年には累計で23,000人と報告されています2) 

 

HIV/AIDSに対して世界中で様々な治療の選択肢が広がる中、ヤンセンでは引き続き、HIV領域において、患者さんに貢献すべく、さらなる取り組みを行ってまいります。革新的な治療薬を日本市場に届け、患者さんのQOLの向上に貢献する企業として、HIV領域をリードしてまいります。

 

1) 抗HIV治療ガイドライン 2014年3月 平成25年度厚生労働省科学研究費補助金エイズ対策研究事業 HIV感染症及びその合併症の課題を克服する研究班 研究分担者:鯉渕智彦(東京大学医科学研究所附属病院)研究代表者:白阪琢磨(国立病院機構大阪医療センター)
2)  平成25年エイズ発生動向年報(厚生労働省エイズ動向委員会)

 

 

コムプレラ®配合錠の製品概要
製品名: 
コムプレラ®配合錠
一般名: リルピビリン塩酸塩/テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩/エムトリシタビン配合錠
剤型:錠剤
効能・効果:HIV-1感染症
用法・用量: 通常、成人には1回1錠(リルピビリンとして25 mg、テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩として300 mg及びエムトリシタビンとして200 mgを含有)を1日1回食事中又は食直後に経口投与する。
製造販売承認日: 2014年11月18日
薬価基準収載日: 2014年11月25日
発売日: 2014年12月12日
製造販売元: ヤンセンファーマ株式会社
薬価: コムプレラ®配合錠 1錠 5,817.80円
包装: コムプレラ®配合錠 :30錠(バラ)