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ヤンセン、敬老の日より、医師への相談を『おくらせない手紙』キャンペーン開始!

公開日: 
2021/09/15

 

前立腺がんの進行症状を見過ごさない!我慢しない!医師への相談を遅らせない!

―前立腺がんと診断された西川きよしさんと、受診を後押しした西川ヘレンさんが『アンバサダー』に就任―

前立腺がんの進行症状を見過ごさない!我慢しない!医師への相談を遅らせない!

 

ヤンセンファーマ株式会社(代表取締役社長:關口 修平、本社:東京都千代田区、以下「ヤンセン」)は、前立腺がんの進行症状を見過ごしたり、我慢することなく、医療機関を受診・医師に相談していただくこと、そして周囲の方から本人へ、進行症状がないか声を掛け、背中を押して頂くことで受診を遅らせないことを啓発すべく、9月20日(月)敬老の日より医師への相談を『おくらせない手紙』キャンペーンを開始します。

 

前立腺がんは、男性特有の臓器である前立腺にできるがんです。50歳以上に多く見られ、男性に発症するがんの第1位1です。病気の進行は遅く、発症初期は自覚症状がほとんどありませんが、進行すると「尿が出にくい」「残尿感がある」「夜間にトイレに行く回数が増える」といった症状や「血尿」が現れます。また、がんが骨に転移して「腰痛」など骨の痛みをともなうこともあります。

 

それらの進行症状を自覚しても、歳のせいだと見過ごしてしまったり、未だ大丈夫と我慢したり、新型コロナウイルス感染症の影響を懸念し、医療機関の受診や医師への相談を先送りしてしまい、症状が進行して重症化してしまうことが懸念されます。症状を自覚されている方*は我慢することなく医療機関を受診し、医師に症状を相談することが重要です。また、症状を我慢している方には周囲からの声掛けが一歩を踏み出す後押しになります。

*既に前立腺がんと診断されている患者さんで前立腺がんの進行症状を自覚されている方、未診断だが何らかの前立腺がんの進行症状を自覚されている方

 

こうした背景を受け、ヤンセンファーマはNPO法人 腺友倶楽部(前立腺がん患者・家族の会)のご協力のもと、2015年に前立腺がんと診断された「西川きよしさん」と、その受診を後押しした「西川ヘレンさん」にキャンペーンアンバサダーにご就任いただき、医師への相談を『おくらせない手紙』キャンペーンを”敬老の日(9月20日)”より開始します。

 

本キャンペーンでは、前立腺がんの進行症状を有する方や、進行症状に不安を抱く患者さんに向けた情報提供を行うとともに、ご家族や周囲の方から、症状を我慢せず医療機関を受診し、医師への相談を促す「医師への相談を遅らせない手紙を送る」アクションを展開します。

今回、キャンペーンアンバサダーにご就任いただく西川きよしさんは、次のように述べています。「同じ前立腺がん患者さんのために立ち上がりたいと思っています。前立腺がんの進行症状を自覚している方が、一日でも早く症状について先生に相談できるよう、前立腺がん経験者として、またアンバサダーとして皆さんの気持ちを後押ししたいと思っています!」

また、同じくアンバサダーであり、ご家族の西川ヘレンさんは次のように述べています。「私自身、夫に声掛けと先生への相談の後押しをしたことで夫の前立腺がんが発見できました。現在も定期的に夫が何か異変を感じていないか、我慢している症状がないか、声を掛けるようにしています。その経験を活かし、アンバサダーとして、身近にいる大切な人への声掛けや後押しの大切さを伝えていけたらと思います!」

 

更に、本キャンペーンにご協力いただくNPO法人 腺友倶楽部(前立腺がん患者・家族の会)理事長の武内 務さんは次のように述べています。「前立腺がんの進行症状を感じていながらも、ご家族や周囲に言いづらかったり、また医療機関に受診し医師を目の前にしていながらも、症状についてちゃんと相談できていないこともあるようです。ですので、ご家族や周囲の方から症状がないか声を掛け、しっかりと受診を後押ししてあげてほしいです。われわれ患者会としても、男性の方だけでなく、ご家族や周囲の方も含め、一人でも多くの方に前立腺がんについて正しく知っていただけるよう、この医師への相談を『おくらせない手紙』キャンペーンを応援しています」

 

ヤンセンファーマ株式会社の代表取締役社長である關口修平は、次のように述べています。「ヤンセンは、前立腺がんの患者さんを支えるために、薬剤の提供にとどまらず、より充実した生活を送るための課題に向き合う「Beyond Medicine(薬剤を超えて)」の姿勢を大切にし、様々な取り組みを進めています。引き続き、前立腺がんと向き合う患者さんのより良い暮らしのためのサポートをしてまいりたいと思います」

 

医師への相談を「おくらせない手紙」キャンペーンについて

前立腺がんの進行症状を自覚されている方*が、歳のせいだと見過ごしたり、我慢することなく医療機関を受診し、医師に相談していただくこと。更にご家族や周囲の方が進行症状を知ることで、見過ごしたり我慢している症状がないか声を掛け、背中を押して頂くことで受診を遅らせない」ことを啓発する『おくらせない手紙』キャンペーンを2021年9月20日の敬老の日より開始します。

本キャンペーンでは、前立腺がんの進行症状を有する方や、進行症状に不安を抱く患者さんに向けた情報提供を行うとともに、ご家族や周囲の方から、症状を我慢せず医療機関を受診し、医師への相談を促す「遅らせない手紙を送る」アクションを展開してまいります。

*既に前立腺がんと診断されている患者さんで前立腺がんの進行症状を自覚されている方、未診断だが何らかの前立腺がんの進行症状を自覚されている方

 

キャンペーン展開内容

① 医師への相談を『おくらせない手紙』キャンペーンKick-off イベント開催

医師への相談を『おくらせない手紙』キャンペーンKick-off イベント開催

敬老の日(9月20日)に先駆けて、2021年9月14日(火)に東京都千代田区丸の内のJPタワーにて、医師への相談を『おくらせない手紙』キャンペーンKick-offイベントを開催、1,390名の方にオンラインにて参加いただきました。当日は大阪大学大学院 医学系研究科 器官制御外科学講座(泌尿器科学)教授 野々村 祝夫先生より「前立腺がんとは?-知ってほしいこと-」と題し、はじめにご講演いただきました。

続いて、本キャンペーンの協力団体「NPO法人 腺友倶楽部(前立腺がん患者・家族の会)」の理事長、武内務さんと西川きよしさん・ヘレンさんご夫妻にもご登壇いただき、野々村先生とご一緒に「前立腺がんの進行症状を見過ごさない!我慢しない!医師への相談を遅らせない!」と題したトークセッションを行いました。プログラムの最後には西川きよしさんとヘレンさんご夫妻の「医師への相談を『おくらせない手紙』キャンペーン」アンバサダー就任式を行いました。

 

<イベントプログラム>

■開会挨拶
ヤンセンファーマ株式会社 代表取締役社長 關口 修平
■ご講演
「前立腺がんとは?-知ってほしいこと-」
大阪大学大学院 医学系研究科 器官制御外科学講座(泌尿器科学)教授 野々村 祝夫 先生
■トークセッション
「前立腺がんの進行症状を見過ごさない!我慢しない!医師への相談を遅らせない!」
大阪大学大学院 医学系研究科 器官制御外科学講座(泌尿器科学)教授 野々村 祝夫 先生
NPO法人 腺友倶楽部 理事長 武内 務さん
西川 きよしさん、西川 ヘレンさん
■就任式
「医師への相談を『おくらせない手紙』キャンペーン」アンバサダー就任
西川 きよしさん、西川 ヘレンさん

 

<登壇者・アンバサダーの声(当日行われた講演およびトークセッションより抜粋)>

大阪大学大学院 医学系研究科 器官制御外科学講座(泌尿器科学)教授 野々村 祝夫 先生

大阪大学大学院 医学系研究科 器官制御外科学講座(泌尿器科学)教授 野々村 祝夫 先生「前立腺がんの進行症状があらわれていても、本人は「加齢のせい」などと思い込んでしまっていることも少なくありません。さらに、がんの進行によって腰痛など骨の痛みが出ているにも関わらず、つい我慢してしまい、医療機関への受診が先送りになっているケースも存在します。前立腺がんの進行症状を我慢せずに、すぐにでも医療機関を受診し医師に相談することが重要です。また、本人が症状を自覚しているのに受診していない場合には、ご家族や周囲の方からご本人に声をかけ、必ず医療機関への受診と医師への相談を勧めるようにしてほしいです。」

 

NPO法人 腺友倶楽部 理事長 武内 務さん

NPO法人 腺友倶楽部 理事長 武内 務さん「前立腺がんの進行症状など、少しでも違和感があればぜひ泌尿器科を受診し、先生に相談をしてほしいと思います。男性の方の中には、家族に言いづらかったり、一人で我慢してしまう方もいると思うので、ご家族だけに限らず、友人、パートナー、さらには職場の方や医療者などからも、積極的に前立腺がんの進行症状がないか声をかけ、症状があった場合には医師への相談を促してほしいです。もしも何か前立腺がんで悩んでいることがあれば、我々のような患者会にも問い合わせてください。」

 

西川 きよしさん

西川 きよしさん「夜中にトイレ行く回数が増えてきたときも、前立腺がんだとは思ってなくて、自分では、先生に相談するほどでもないと思っていました。それが、妻の強い勧めもあり、先生に相談し検査を受けたんです。そしたら、前立腺がんが見つかって、不安な気持ちになってましたが、今思えば、あのとき前立腺がんが発見できたのは、本当に良かったと思います。後押ししてくれた家内には本当に感謝です。男性の皆さん、少しでも異変があれば、歳のせいだと見過ごしたり、我慢せずに、先生にちゃんと相談してください!」

 

西川 ヘレンさん

西川 ヘレンさん「主人に「先生に相談しよう!」と強く言ってよかったと思っています。やはり異変に気づいて声をかけたり、たとえ、離れて暮らしている家族や友人だったとしても、「体調に変わりはないか」「こういった症状はないか」「絶対に先生に相談してね!」と、声掛けと受診の後押しをしてあげることが大切だと思いますね。」

 

② 敬老の日に大切な人へ手紙を送る!「アクション型 新聞広告」を全国で展開

ご家族やご友人の方から、前立腺がんの進行症状がないか声を掛け、また、医療機関への受診や相談を促すきっかけとして、進行症状のチェックリストも入れた「手紙に変化しそのまま贈れる」アクション型新聞広告を、全国展開いたします。

掲載:
9月20日(月)敬老の日
エリア:
全国展開

医師への相談を『おくらせない手紙』キャンペーンKick-off イベント開催

 

③ キャンペーンWEBサイトを開設!「医師への相談を『おくらせない手紙』作成サービス」も提供

敬老の日(9月20日)から「医師への相談を『おくらせない手紙』キャンペーン」WEBサイト(https://yab.yomiuri.co.jp/adv/okurasenaitegami/)を開設。泌尿器科専門医の大阪大学大学院 医学系研究科 器官制御外科学講座(泌尿器科学)教授 野々村祝夫先生による解説に加えて、大切な人に「医師への相談を『おくらせない手紙』」を作成できるサービスも提供します。また、本キャンペーンアンバサダーの西川きよしさんと西川ヘレンさんのインタビュー記事も今後掲載予定です。

キャンペーンWEBサイトを開設!「医師への相談を『おくらせない手紙』作成サービス」も提供

 

 

前立腺がんについて

日本では2018年の罹患数が9万2,921人であり、男性にとって最も罹患の多い癌のひとつです2。新規に前立腺がんと診断される患者の約10~20%は前立腺全摘除術後も再発リスクのある局所進行性前立腺癌であり3、約5~10%は骨又は内臓等への遠隔転移を有する進行性前立腺癌であると報告されています3,4

 

ヤンセンについて

ヤンセンが目指すのは、病が過去のものになる未来をつくることです。
治療が困難な病を過去のものとするために、科学の力で病に打ち克ち、画期的な発想力で多くの人々に薬を届け、真心を持って癒し、希望をお届けします。私たちはがん、免疫疾患、精神・神経疾患、ワクチン・感染症、代謝・循環器疾患、肺高血圧症の分野で貢献ができると考え、注力しています。
ヤンセンに関する詳しい情報はwww.janssen.com/japan/をご覧ください。
www.facebook.com/JanssenJapan/をフォローしてください。

ヤンセンファーマ株式会社は、ジョンソン・エンド・ジョンソンの医薬品部門であるヤンセンファーマグループの一員です。

 

【本件に関するお問合せ先】

 ヤンセンファーマ株式会社 コミュニケーション&パブリックアフェアーズ部

 TEL:03-4411-5046  FAX: 03-4411-5050    E-mail: [email protected]

 

参考文献

  1. 国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/short_pred.html
  2. 国立がん研究センターがん情報サービス がん登録・統計[homepage on the Internet].国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター; [update 2021年7月1日]. がん種別統計情報 前立腺. https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/20_prostate.html: accessed on September 1, 2021
  3. Winter A, Sirri E, Jansen L, et al. Comparison of prostate cancer survival in Germany and the USA: can differences be attributed to differences in stage distributions? BJU Int. 2017;119:550-559.
  4. Onozawa M, et al. Recent trends in the initial therapy for newly diagnosed prostate cancer in Japan. Jpn J Clin Oncol. 2014;44(10):969-81