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ベルケイド®について

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ベルケイド®について
ベルケイド®はプロテアソームの働きを妨げて骨髄腫細胞とマントル細胞リンパ腫細胞の増殖を抑えます。
正常な細胞では、細胞増殖を促すアクセル役の分子と増殖速度を抑えるブレーキ役の分子がバランス良く働いています。骨髄腫細胞やマントル細胞リンパ腫細胞ではブレーキ役の分子を分解するプロテアソームという酵素の働きが高まっているため、相対的にアクセル役の分子が多くなりどんどん細胞増殖を繰り返しています。
ベルケイド®はプロテアソームに結合して、その働きを抑え込むためブレーキ役の分子が相対的に多くなり、骨髄腫細胞やマントル細胞リンパ腫細胞の増殖が抑えられます。

 

ベルケイド®は専門医のもとで処方されます。
知識と治療経験が豊富な専門医のもとで、治療の初期は入院してベルケイド®による治療を受けます。したがって、どの医療機関でもベルケイド®の治療が受けられるわけではありません。

 

ベルケイド®の投与対象となる患者さんとは?
多発性骨髄腫の患者さん及びマントル細胞リンパ腫の患者さんが対象となります。

 

ベルケイド®の投与を受ける前の注意は?
以前に肺の病気にかかったことのある方は、ベルケイド®の副作用が強くでることがあります。あらかじめ主治医に申し出てください。

 

多発性骨髄腫の患者さんへのベルケイド®の投与方法とは?
3週間1サイクルの場合
通常、ベルケイド®は1日1回1.3mg/m2(体表面積)を1週間に2回ずつ、2週間(1、4、8、11日目)静脈内又は皮下*に注射した後、10日間(12~21日目)休みます。 このサイクルを何回か繰り返します。
9サイクル目以降はそれまでと同じサイクルで繰り返す方法と、注射を週に1回にして4週間(1、8、15、22日目)静脈内又は皮下*に注射した後、13日間休むサイクルを繰り返す方法の2通りがあります。 
*両大腿部、腹部に場所を替えながら投与します。
 

      

 

VMP療法*の場合
通常、ベルケイド®は1日1回1.3mg/m2(体表面積)を1週間に2回ずつ、2週間(1、4、8、11日目)静脈内又は皮下*に注射した後、10日間(12~21日目)休みます。 同様に、次の2週間(22、25、29、32日目)注射した後、10日間(33~42日目)休みます。この6週間を1サイクルとして4回繰り返します。
5サイクル目以降は、週に1回ずつ、2週間(1、8日目)静脈内又は皮下*に注射した後、13日間休みます。同様に、次の2週間(22、29日目)注射した後、13日間休みます。この6週間を1サイクルとして繰り返します。
また、メルファランとプレドニゾロンを各サイクルの1週目(1~4日目)に服用します。


*両大腿部、腹部に場所を替えながら投与します。 

      


*ベルケイド®、メルファラン、プレドニゾロンを併用する治療法


マントル細胞リンパ腫の患者さんへのベルケイド®の投与方法とは?
VcR-CAP療法*の場合
通常、ベルケイド®は1日1回1.3mg/m2(体表面積)を1週間に2回ずつ、2週間(1、4、8、11日目)静脈内に注射した後、10日間(12~21日目)休みます。 この3週間を1サイクルとして6回繰り返します。(6サイクル目に初めて効果が認められた場合は、8サイクルまで投与を繰り返します。)静脈内注射が困難な場合は、皮下*に注射することもあります。
また、リツキシマブ、シクロホスファミド、ドキソルビシンを各サイクルの1週目(1日目)に注射し、プレドニゾロンを各サイクルの1週目(1~5日目)に服用します。
*両大腿部、腹部に場所を替えながら投与します。

     

 

*ベルケイド®、リツキシマブ、シクロホスファミド、ドキソルビシン、プレドニゾロンを併用する治療法

ベルケイド®、VELCADE®は、ミレニアム・ファーマシューティカルズ・インクの登録商標です。
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