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経口抗真菌剤「イトリゾール®内用液1%」を発売 ~口腔・食道カンジダ症治療に新たな選択肢~

公開日: 
2006/09/16

米ジョンソン・エンド・ジョンソンの医療用医薬品日本法人、ヤンセンファーマ株式会社(東京都千代田区、社長: 関口 康)は、本日より経口抗真菌剤「イトリゾール®内用液1%(一般名:イトラコナゾール)」を発売いたします。

 

「イトリゾール®内用液1%」は、トリアゾール系抗真菌剤「イトリゾール®カプセル50」の有効成分であるイトラコナゾールを液剤化した経口抗真菌剤で、一日一回の服用で、口腔咽頭カンジダ症、食道カンジダ症に対する高い有効性を示します。また全身作用を有し、胃酸の影響を受けないため空腹時の投与が可能となり、食事を摂取することが困難な患者さんでも服用できる点が特徴です。

 

口腔咽頭カンジダ症及び食道カンジダ症は、免疫が低下している人に発症することが多く、カンジダ病巣が全身に播種する可能性があり、症状としては、舌痛、嚥下(えんげ)痛、嚥下困難などが見られます。

 

これまで口腔咽頭カンジダ症、食道カンジダ症の双方に対し適応を持つ薬剤は、局所性の薬剤のみであり、全身作用を有し、且つ服薬しやすい「イトリゾール®内用液1%」の発売は、全国で約20万人と推定されている本疾患の患者さんに対しても新たな治療選択肢を提供するものと考えています。

 

なお、本剤の発売に加えて、現在、申請中のイトラコナゾール注射製剤が承認されると、当社発売の抗真菌剤(イトリゾール®)はカプセル・内用液・注射剤の3製剤が揃うこととなり、皮膚真菌症から内臓真菌症に至るまで、患者さんの病態や症状に合わせた医師の処方が可能となります。

 

ヤンセンファーマでは、製剤ラインアップの充実によって、医師・患者双方のニーズに応えていきたいと考えております。

 

 

「イトリゾール®内用液1%」の概要

 

 

【販売名】

「イトリゾール®内用液1%」

【一般名】

イトラコナゾール

【薬効分類】

経口抗真菌剤

【効能・効果】

口腔咽頭カンジダ症、食道カンジダ症

【成分・含量】

1mL中イトラコナゾール10mg含有

【剤形・色】

シロップ剤、黄色~微褐色澄明の液

【用法・用量】

通常、成人には20mL(イトラコナゾールとして200mg)を

1日1回空腹時に経口投与する。

【薬価】

内用液1%1mL:113.20円(16980円/150mL)円

【薬価基準収載日】

2006年9月15日

【発売日】

2006年9月15日

【製造発売元】

ヤンセンファーマ株式会社