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アルツハイマー型認知症治療剤 R113675(臭化水素酸ガランタミン)国内製造販売承認申請のお知らせ

2010/03/02

米ヘルスケア大手、ジョンソン・エンド・ジョンソンの医療用医薬品日本法人、ヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:トゥーン・オーヴェルステンズ)は、このたび、アルツハイマー型認知症治療剤として開発したR113675(一般名:臭化水素酸ガランタミン、以下ガランタミン)の国内製造販売承認申請を行いましたのでお知らせします。

 

ガランタミンはアセチルコリンエステラーゼ阻害作用と、ニコチン受容体に対する増強作用(APL作用)を併せ持つ薬剤です。本剤は2000年に欧州で承認されて以降、今日まで世界70カ国以上で発売されており(*1)、海外の主要な治療ガイドラインにおいて「軽度から中等度のアルツハイマー型認知症」に対する標準的治療薬のひとつに位置付けられています。

 

アルツハイマー型認知症は進行性の疾患であり、記憶障害や言語障害などがみられ、患者さんご本人のみならず、ご家族をはじめとする介護者にも大きな負担を強いることが知られています。加えて、介護負担の増大による社会的経済的損失の拡大も見過ごすことが出来ず、治療方法の充実は重要な課題とされています。

 

当社では、ガランタミンがアルツハイマー型認知症に対する新たな治療選択肢となることで、患者さん、ご家族、医療関係者の皆さんに貢献できるものと期待しております。

 

(*1) 2010年1月現在