ベルケイド安全性情報 治療の注意点
このお薬により治療しているあいだ(休薬期間を含む)は、次のことにご注意ください
これらの症状があらわれたときは、すみやかに医療機関に連絡してください。
ベルケイド®で治療中の患者さんの中に、ベルケイド®が関与していると思われる重い肺の病気を起こした方がいらっしゃいます。
息切れ、呼吸が苦しい、咳、発熱が続くといった症状が出た場合には、速やかに主治医にご連絡ください。
心臓に影響がみられる場合があります。
全身のむくみや脈の乱れが出た場合には、速やかに主治医にご連絡ください。
ベルケイド®で治療中に手足の先がしびれたり、痛くなったり、感覚が鈍くなったり、冷感や温感など温度が感じにくかったりすることが高い頻度で起こります。
このような症状が出た場合には、がまんしないで速やかに主治医にご連絡ください。
ベルケイド®を注射した日から翌日にかけて、一過性の発熱が高い頻度で起こります。主治医から解熱剤を渡されている方は指示通りに服用してください。 発熱が長く続く場合は感染症が起きている可能性もあるため、速やかに主治医にご連絡ください。
ベルケイド®は骨髄の正常な細胞にも作用するため、白血球や赤血球、血小板などの血液細胞が減少する「骨髄抑制」が高い頻度で起こります。
骨髄抑制が起こると感染症や貧血になりやすくなったり出血しやすくなったりします。 必要に応じて、白血球を増やす薬を使ったり輸血で補ったりします。 感染症を防ぐには、手をよく洗い、こまめにうがいをして、体を清潔に保つことが有効です。喉の痛み、寒気、発熱、排尿時の痛みなどが生じた場合には、速やかに主治医にご連絡ください。 また、出血しやすくなることもあるので、けがや転倒、ぶつけたり圧迫しないよう気をつけてください。血便や身に覚えのない皮下の出血斑や口腔内の血腫(血まめ)が生じた場合には、速やかに主治医にご連絡ください。