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HIV:私たちの闘いはまだまだ続きます

HIV:私たちの闘いはまだまだ続きます

 

「想像してみましょう。」

HIVの未来を考えることが第一歩です。

私たちは科学者として自分自身に問い掛けます。「物事を良い方向に変えるにはどうすればよいか?」「HIVを抱える人々の生活を改善するにはどうすればよいか?」「ウイルスに感染する恐れがある人々を守るにはどうすればよいか?」

私たちが開発を進めている新しい治療やワクチン候補はすべて、こうした問い掛けによって刺激され、生まれました。このような質問は私たちを毎日駆り立て、有望な新しいアイデアを実際の開発へと導きます。また、科学界で最も優秀な人材との共同研究にもつながります。

ジョンソン・エンド・ジョンソンのヤンセン・ファーマシューティカル・カンパニーズは、25年以上にわたり、HIVを食い止めるための努力を続けています。ヤンセンの科学者たちは、今日広く処方されている主要なHIV治療薬の開発において、主導的な役割を担ってきました。しかし、私たちはここで終わりません。

現在では標準治療とも考えられますが、HIVに有効な治療薬の登場は、現代医学において最も注目すべき功績の1つです。今日、HIVを抱える多くの人々は、早期に診断を受け、質の高い治療を受ければ、通常の寿命を期待することができます。1980年代のパンデミックから考えると、これは完璧で大変喜ばしい進展であると言えます。

ヤンセンはこの医療革命に重要な貢献を果たしました。私たちは過去12年で、8種類ものHIV治療薬を上市してきました。これらの臨床プロファイルによって、ヤンセンの治療薬は、他社との提携により開発された複数の簡素化されたHIVのSTR処方(Single Tablet Regimen、1日1回1錠処方)の主要な治療薬として選ばれてきました。

私たちの目標は、検出不能なウイルス量に達すること、つまり血中のHIVウイルス量を最小限に抑えることです。検出不能なウイルス量を維持することは、HIV患者さんが健康的かつ生産的な生活を長く送るのに重要です。

ヤンセンのすべてのHIV研究で見られるように、私たちは社内外で共同研究の風土を築いたからこそ、このような開発を実現することができました。実際、ヤンセンの多くのHIV治療薬は、他の製薬会社との重要な提携によって生まれました。HIVとの闘いはまさにチーム戦なのです。

私たちはこれまでの進歩を誇りに思います。

しかし、まだ十分ではありません。想像力を働かせる必要があります。

HIV患者さんが毎日欠かさずに服薬しないで済む世界を想像してください。

ヤンセンはViiV Healthcareと共同して、初の「長時間作用型」HIV注射剤処方を開発しています。開発が成功し、承認に至った場合、毎日の服薬ではなく、月1回の注射剤投与という治療選択肢をHIV患者さんに提供することになります。これにより、HIV治療が簡素化され、患者さんのアドヒアランスに貢献し、クオリティ・オブ・ライフ(QOL)が向上する可能性があります。


3D画像化されたHIVの図

HIV治療の最適化は極めて重要です。しかし、それでも十分ではありません。

HIV患者さんが治療を全く受けずに済む世界を想像してください。

HIV治療におけるヤンセンの究極の目標は、治癒です。これは、長期間の感染の寛解、または完全なウイルス根絶の状態と言えます。私たちはHIV患者さんが生涯にわたり治療を受け続けることを望んでいませんので、治癒という考えも失っていません。このことから、治療ワクチンや免疫療法といった、新たな戦略に関する初期段階の探索研究を行っています。

HIVの治療法の発見は、HIVを抱える人々にとって画期的な出来事となるでしょう。しかし、それでもまだ十分ではありません。

そもそも、人々がHIVに感染しない世界を想像してください。

HIVのパンデミックの終結を真に目指すのならば、予防ワクチンの発見が不可欠であると多くの専門家は考えています。HIVワクチンの探索は、30年以上前にウイルスが発見されてからすぐに始まりました。しかし、HIVウイルスの特異性(広範な遺伝的多様性や急速に変異する能力など)から、有効なワクチンの開発は極めて困難であることが分かっています。

ヤンセンはこの難問に挑戦しています。そしてここでも、共同研究が鍵となります。私たちは世界中のパートナーとともに、HIVの予防ワクチンの開発を主導しています。開発中の「モザイクワクチン」は、HIVパンデミックに寄与する世界中のさまざまなウイルス株を予防する「グローバルワクチン」としてデザインされています。現在、このワクチンの初の有効性試験が、サハラ以南のアフリカ諸国で行われています。試験プロセスはまだ初期段階ですが、私たちが生きているうちに、世界はHIVワクチンを発見するだろうと楽観視しています。

それでは、何をすれば十分と言えるのでしょうか?

HIV患者さんや、ウイルスの感染リスクを抱えた人々のために、HIV撲滅の歴史を築いた世界を想像してください。

想像と創造、そして協力を続けましょう。

力を合わせれば、成し遂げられます。