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「理想の上司は、仕事ができる・性格が良い・清潔感のある人」 ~仕事ができても身だしなみで評価ダウン!!~

2006/10/07

ヤンセンファーマ株式会社(東京都千代田区)は、2006年9月に全国の20代~30代の女性305人を対象に「理想の上司に関する意識調査」をインターネットを通じて行いました。

 

●     理想の上司は「仕事ができる人」「性格が良い人」「清潔感のある人」!

20~30代のOLが上司に求める理想の姿として、最も重視するのは「仕事ができる人(58%)」で、2番目に「性格が良い人(39%)」、次いで「清潔感のある人(29.4%)」という結果になりました。また、「あなたにとって理想の上司とはどんな人か」との問いには、「仕事ができる人」「頼りがいのある人」「人として尊敬できる人」という回答が多く、仕事の能力が高く、リーダーシップがあり、信頼できる上司が求められています。さらに「不潔ではない人」「清潔感のある人」というコメントも多く、清潔感を重視する女性が多いことがわかりました。【図1】
 

●     理想の上司 男性有名人ランキング第一位は古田監督!

     安倍首相は苦戦!!

理想の上司を男性有名人に例えたランキングでは、トップがヤクルトスワローズ監督の古田敦也さん(47.2%)、続いて2位所ジョージさん(34.1%)、3位王貞治さん(23.6%)、4位阿部寛さん(20.3%)、5位渡辺謙さん(17.4%)という結果となりました。先日、退任した小泉純一郎前首相は11位(8.2%)、その後を継いで、このたび日本のリーダーとなった安倍晋三首相は17位(4.9%) と意外に低い結果となりました。

 

●     口臭・体臭・フケ・・・不潔な上司には大ブーイング!

「上司の身だしなみで気になるところ」については、「口臭・体臭(91.5%)」「フケ症・肩にのったフケ(83%)」「だらしない服装(76%)」等があがっており、清潔感のない上司に嫌悪感を抱く傾向が示されました。さらに「理想の上司であっても身だしなみは気になる」と答えた人は75%に及び、例え有能な上司であっても、身だしなみが不潔ではOLの評価が低いことがわかりました。【図2】

 

●     上司のフケ、見て見ぬフリが半数!

アンケートでは、実際に「上司のフケに気づいた」ことのある人が4割近くもおり、「汚い・近づきたくない」「フケがあるだけでどんな面も不潔に見えてしまう」「フケのせいでその人の魅力が半減してしまう」など、上司の能力や人柄以前に、フケによってネガティブな印象を与えているコメントが目立ちました。さらに、そのフケを「本人に教えてあげよう」と思ったことのある人は12%、そのうち「実際に上司にフケを教えてあげた人」は50%と、ほとんどのOLが見て見ぬフリをしているという結果になりました。普段、何事もないように接しているOLたちも、心の中ではこっそり上司のフケに対して嫌悪感を抱いている・・・という光景が垣間見えます。【図3】

 

●     上司の株を下げているフケ、それは皮膚病(脂漏性皮膚炎)が

     原因であることを知らない!

理想の上司から程遠いと思われてしまうフケですが、実は、脂の多い場所を好むカビが原因の脂漏性皮膚炎が原因の場合があります。脂漏性皮膚炎は、男性ホルモンの分泌が盛んな思春期から中高年の男性に多いといわれています。どんなに本人が清潔を心がけても、脂漏性皮膚炎になると頭皮が剥け、フケ用シャンプーでも治らないことが少なくありません。

 

アンケートの結果では、フケが脂漏性皮膚炎の症状のひとつであることを知っているOLは24%と少数でした。フケが身だしなみの問題ではなく、「皮膚炎」からの症状であることを知らず、上司本人が「不潔=身だしなみに配慮ができない」と思われ、評価を下げてしまう原因となっていることも考えられます。【図4】

 

●     上司のイヤ~なフケ、治せるなら専門医で治療してほしい!

ベタベタした脂漏性皮膚炎が原因のフケは、皮膚科専門医の診断による適切な治療が必要です。医師の処方による抗真菌剤の塗布によって、原因とされる真菌を抑制し、フケが解消されます。上司が脂漏性皮膚炎だったら、「治療を受けてもらいたい」と思うOLは、「是非治してほしい(45.9%)」と「できれば治した方がよい(51.5%)」を合わせると、実に97%にも上ります。嫌悪感の元になりながらも誰も教えてくれない上司のフケですが、脂漏性皮膚炎が原因のフケ症ならば、皮膚科医にかかりきちんとした治療を受けることで、上司としての株も上ります!
 

●     脂漏性皮膚炎の対処と治療

脂漏性皮膚炎になってしまったら、日常生活では次のことに気をつけましょう。

 

 1.皮膚を清潔に
  できれば毎日入浴し、低刺激の石鹸(シャンプー)を使って、ていねいに病変部(頭部)を洗浄(洗髪)します。ただし、強くこすらないようにします。

 入浴後は、病変部には外用剤、その他の部位には保湿剤を使用します。また、ふだん、病変部を掻かないように注意します。

2.食生活に注
  (1)多くのビタミンは欠乏すると皮膚症状があらわれますので、

      とくにビタミンB群を多く含む食品を積極的にとるようにします。

  (2)皮脂分泌を高めたり、皮膚に影響を与えるような脂肪分、

   糖分が多い食品やコーヒー、アルコールはとり過ぎないようにします。

  (3)便秘にならないよう、規則正しい食事をし、食物繊維の多いものをとるなど気をつけます。
 3.ストレスを避ける
  ストレス、過労(睡眠不足)などは症状悪化の原因になるので、規則正しい生活を心がけ、十分睡眠をとるようにします。

 脂漏性皮膚炎の治療には、塗り薬と飲み薬があります。

  塗り薬では、外用抗真菌剤、外用ステロイド剤、飲み薬としては抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤などがあります。

  脂漏性皮膚炎の原因にマラセチアという真菌が関わっていることが多いため、直接的な治療としては、原因菌であるマラセチアに作用する外用抗真菌剤の効果が認められています。

  いずれの薬も病医院での処方が必要です。

 

ヤンセンファーマは、脂漏性皮膚炎の治療に使われる外用抗真菌剤を提供しています。

ウェブサイト(www.fukesyo.jp)で、フケと脂漏性皮膚炎のケアと治療法に関する情報を提供しています。