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「第3回水虫川柳大賞」選考結果のお知らせ 大賞に “親父から 家族に支給 給付菌”

2009/09/10

ヤンセンファーマ株式会社(東京都千代田区、社長:トゥーン・オーヴェルステンズ)は、本日、水虫患者に対する疾患啓発の一環として実施した「第3回水虫川柳大賞」の選考結果を下記の通りお知らせします。

(“水虫ちゃんねる”  http://www.japan-foot-week.gr.jp/senryu/index.html/ ご参照)

 

水虫は日本人の5人に1人が罹患しているとされており、さらに水虫患者さんの2人に1人は爪水虫であるとの報告があります。水虫や爪水虫に罹患しているとされる方の多くには、十分な病識を持たず、未治療のまま放置しているケースが多いとされますが、その一方で、自称水虫の方の3人に1人は診断の結果、水虫ではなかったとする報告もあり、受診による正しい診断が水虫治療にとって重要なポイントになっていることをうかがわせます。(*1)

 

「水虫川柳大賞」は、例年、水虫の原因である白癬菌(カビの一種)の活動が活発になる夏場に、“水虫”への注意を喚起するために企画されたものです。3度目となる今回の「水虫川柳大賞」では、「ほったらかし編」「只今、治療中編」「治ってすっきり編」の3つのテーマにあわせ、全国から13,385作品もの応募がありました。時流を反映した川柳ならではの風刺、ユーモアを通じて、多くの方々が水虫の予防や治療に対する正しい知識を深めるきっかけとなれば幸いです。

 

              (*1) ジャパン・フット・ウィーク研究会:
                               「足の疫学調査」調べ;日本皮膚科学会雑誌111(14)2101-2112, 2001
 

 

1.「第3回水虫川柳大賞」選考結果
■大賞(1作品)
「ほったらかし」編より
「親父から 家族に支給 給付菌」(酒井具視/東京都荒川区 34歳男性)
受賞理由:2009年の話題に沿った内容で時勢・時流を見事に反映しており、思わず「うまい」
と手を打った作品である。
■準大賞(3作品)
「ほったらかし」編より
「水虫に 名をつけ呼ぶほど 永い仲」(よしみん/静岡県浜松市 44歳女性)
受賞理由:「永い仲」という表現が、「ほったらかし」編のテーマにピッタリあてはまる。

「只今、治療中」編より
「生え変わる 爪を見たさに 飲み続け」(やまねね/秋田県秋田市 35歳男性)
受賞理由:「水虫」という決してイメージが良くない病気の中で、何とか喜びをみつけようと
する面白さがある。

「治ってすっきり」編より
「サンダルに のぞいた爪の 自慢顔」(まんちゃん/大阪府堺市 28歳女性)
受賞理由:治ってきれいになった爪の気持ちを爪の立場で自慢げに表現できており、爪が
喜んでいることがよく伝わった。

■佳作(6作品)
「ほったらかし」編より
「家族にも 水虫隠す 水臭さ」(散歩/千葉県市川市 57歳男性)
「近所でも 道のり遠い 皮膚科の門」(ミズノムシコ/兵庫県尼崎市 34歳女性)

「只今、治療中」編より
「『水虫を 治す』は父の マニフェスト」(清潔党/大阪府大阪市 56歳男性)
「箱入りの 娘の足に 虫がつく」(中野雅夫/奈良県奈良市 49歳男性)

「治ってすっきり」編より
「完治して 一番風呂の 許可おりる」(酒井具視/東京都荒川区 34歳男性)
「完治して ほめられるのも むず痒い」(嵐山/千葉県船橋市 49歳男性)

 

2.各審査員の総評
-「少なからず驚いている。1つは、水虫が家族内でさえここまで疎まれて、疎外されているのか、という事実。これは日本人の生活様式が畳よりもフローリングになってきたという時代のせいなのかもしれない。もう1つは、皮膚科の門をたたくことに、二の足を踏んでいること。水虫(患者さん)の置かれている現状がよくわかった。」 
やくみつる 氏 (漫画家、2008年「爪水虫疾患啓発CM」にご出演)
-「時流をうまく取り入れるなど、各作品のレベルの高さに驚いた。10年前に比べて、一般市民の水虫に関する知識は確実に向上している。一般的なイメージだけでなく、バスマットを介してうつることもあるなど、ある程度の情報が確実に伝わってきたと感じた。」
渡辺 晋一 氏 (帝京大学皮膚科教授、ジャパン・フット・ウィーク世話人)
 

-「以前の作品では『つ・め・は・く・せ・ん』という言葉の語呂合わせが多かったような気がするが、今年の作品では爪水虫の内容に関する川柳が多く、病気に対する認知が高まっていると感じた。「爪美人」という造語も出てきて、非常に面白い。」
関口 康 (ヤンセンファーマ株式会社取締役会長)

 

3.実施概要
◆主    催 ヤンセン ファーマ株式会社◆募集期間 2009年5月11日(月)~2009年8月3日(月)◆募集内容 “水虫”をテーマとした川柳  「ほったらかし」編/「只今、治療中」編/「治ってすっきり」編◆応募資格 国内在住の方  応募作品は未発表で自作のものに限る。  入賞作品の版権は主催者に帰属する。◆審 査 員 渡辺 晋一氏(帝京大学皮膚科教授 ジャパン・フット・ウィーク研究会世話人)  やく みつる氏 (漫画家)  関口 康 (ヤンセンファーマ株式会社取締役会長)◆発    表 2009年9月9日(水) 13:30  「水虫ちゃんねる」
( http://www.japan-foot-week.gr.jp/senryu/index.html/ )で発表◆賞金/賞品 大賞1作品 :賞金15万円  準大賞3作品:賞金各5万円  佳作6作品 :賞金各1万円  入選20作品 :ジョンソン・エンド・ジョンソン製品詰め合わせ 

以上