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ヤンセンファーマシューティカル・グループ、“Healthy Minds”を開始

2011/11/30

- 神経科学分野での研究機関との連携を推進し、脳疾患に苦しむ世界中の患者さんを支援 -

  

ヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:トゥーン・オーヴェルステンズ)は、ヤンセンファーマシューティカル・グループ(以下、「ヤンセン社」) が11月10日、神経科学分野での研究機関との連携を推進し、脳疾患に苦しむ世界中の患者さんを支援するための包括的な活動「Healthy Minds」に着手すると発表したことをお知らせいたします。ヤンセンファーマシューティカル社(ニュージャージー, 米国)は「Healthy Minds」活動を通じ、国際精神保健研究組織(IMHRO)(www.imhro.org)に300万ドルの直接出資を行い、貢献活動を行うことを決定しました。IMHROは非営利組織で、脳又は中枢神経系の疾患を患う患者さんの健康や生活機能が向上するように努めています。ヤンセンはIMHROが推進する神経科学における研究・教育・意識改革プログラム「One Mind for Research(1mind4research.org)」もサポートしていきます。

 

「One Mind for Research」は前米下院議員パトリック・ケネディ氏とIMHRO副理事長ギャレン・スタグリン氏が始めたプログラムであり、ヤンセン社は当プログラムを支援する初の民間企業となります。ヤンセン社は「One Mind for Research」プログラムのために、IMHROに現金200万ドルを、またIMHROが同プログラムのために他の民間パートナーから寄付を募るマッチングファンドにも100万ドルを寄付します。ヤンセン社は当プログラムへの参加を通じ、基礎研究を促進し、臨床解釈を迅速化する神経科学共同ネットワークやデータ共有プログラムの創設を計画しています。ヤンセン社は「One Mind for Research」と共同で、研究プログラムを開発し、脳や中枢神経系を専門とする科学者や医師の間でのデータ共有を推進し、精神/神経疾患の分子・細胞レベルでの原因をつきとめ、脳疾患を患う患者さんが直面している社会的な偏見を払拭することを支援していきます。「Healthy Minds」活動の目的は、バイオテク企業、製薬会社、公的機関の間での協働が進むように支援し、脳疾患の新たな治療方法の迅速な発見につなげていくことです。

   

「脳疾患は科学的研究の中で最も取組み甲斐のある分野の1つです。新しい治療法が大きく進歩しているにもかかわらず、脳は依然として医学における謎であり、何百万人もの患者さんが、アルツハイマー病、うつ病、心的外傷後ストレス障害、神経疾患、その他多くの重度の致命的な脳疾患に苦しんでいます」と、ジョンソン・エンド・ジョンソンのエグゼクティブコミッティ、バイスチェアマンであるシェリィ・マッコイ(Sheri McCoy)は述べています。

 

「この10年間で科学や技術が急速に進歩したことで、我々は今や脳の謎を解くために必要な機会と手段を手にしていますが、課題が大きくデータも膨大になるため、1つの団体が単独で取組むには無理があります。そこで、公的機関と民間企業が連携し、医薬品や治療法の新たな理論的枠組みを開発・促進していくことが必要です。神経科学分野におけるポール・ヤンセン博士の資産や能力、そしてネットワーク化された革新性という文化をもとに、私たちは誇りを持ってHealthy Mindsに取り組みます。また神経科学の次の最先端領域を切り開き、脳障害に苦しむ何百万人もの人々の健康を向上させるために、One Mind for Researchの取り組みを支援できることを嬉しく思います」と、ジョンソン・エンド・ジョンソン・ファーマシューティカル・リサーチ・アンド・デベロプメント社(米国)、神経科学分野のグローバル治療領域部門長であるフセイニ・K・マンジ(Husseini K. Manji, M.D.)医師は述べています。

 

Healthy Minds活動への取組みは、ヤンセン社が神経科学研究の発展において長年にわたり培ってきた実績を基礎としています。この分野におけるヤンセン社の研究は1950年代にさかのぼり、ポール・ヤンセン博士が統合失調症の初の画期的な治療薬を発見・開発しました。ポール・ヤンセン博士は20世紀の最も才能と熱意のある医師また薬学研究者の1人として知られており、ヤンセン社の社名の由来です。ヤンセン社は、脳と中枢神経系の疾患に対する数多くの革新的な治療薬を発見・開発・上市し、神経科学分野において揺るぎない努力を続けてきました。また、精神疾患や脳障害に関して、一般人および専門家の教育に年間1,200万ドル以上出資することを約束しており、神経科学や精神衛生の分野で助成金の提供や社会貢献活動を行っています。ヤンセン社のIMHROへの貢献は、神経科学の研究・開発へ引き続き献身していくことの証です。

 

「ヤンセン社は、脳疾患の撲滅のため、公衆衛生上の科学的な解決方法の開発に向け、他の組織と協働しながら先導役を果たしています。重要な研究・開発や意識改革への取組みを推進していく上で、主要な民間企業パートナーとしてヤンセンを迎えられることを嬉しく思っています。この支援によって、人の脳について、そして脳疾患の原因やその治療法について、より根本的な理解に繋がることでしょう」と、パトリック・ケネディ(Patrick Kennedy)前米下院議員は述べています。

 

我々ヤンセンは、現代においてもっとも重要な「いまだ満たされない医療ニーズ」への対応と解決に力を注いでいます。これには、がん、免疫疾患、中枢神経疾患、疼痛、感染症、代謝疾患が含まれます。患者さんへの貢献という強い意思に基づき、革新的な製品、サービスを開発提供し、健康問題の解決に努め、世界中のひとびとを支援しています。ヤンセンファーマ株式会社は、ヤンセンファーマシューティカル・グループのひとつです。

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