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ヤンセン・バイオテック社、治験中の抗がん剤候補物質、PCI-32765の共同開発と世界規模でのライセンス契約を発表

2011/12/27

複数のB細胞性悪性腫瘍の治療薬として本化合物を現在開発中

ご参考資料:
当資料は、ヤンセン・バイオテックが2011年12月8日(現地時間)に発表した英文プレスリリース抜粋の翻訳版として、ヤンセンファーマ株式会社が報道関係者の皆様にご提供させていただくものです。従いまして、日本の状況を必ずしも反映したものではないことと、正式言語が英語であるため、内容については英文リリースが優先されます。
英文リリースについては下記URLをご参照ください。
http://www.jnj.com/connect/news/all/janssen-biotech-inc-announces-collaborative-development-and-worldwide-license-agreement-for-investigational-anti-cancer-drug-pci-32765

 

ホーシャム、ペンシルバニア州(現地時間:2011年12月8日)-ジョンソン・エンド・ジョンソン 医薬品部門の一社であるヤンセン・バイオテック社は本日、ファーマサイクリックス(Pharmacyclics)社(NASDAQ:PCYC)と抗がん作用を有する化合物PCI-32765の共同開発、共同販売を行う契約を締結したことを発表いたしました。PCI-32765について、慢性リンパ性白血病、マントル細胞リンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫など、B細胞悪性腫瘍疾患群を対象として、現在第1相試験、第2相試験がいくつか取り組まれています。2011年の米国臨床腫瘍学会総会では中間データが報告されました。12月に開催された米国血液学会の会合では、2つの第2相試験について口頭発表を行い、それ以外にもポスター掲示を行いました。 

 

ファーマサイクリック社との契約についてヤンセンのオンコロジー部門ヘッドである、ウィリアムN. ハイト医学博士は、「B細胞性悪性腫瘍患者に新しい形態の経口治療法を提供する好機です。PCI-32765は革新的な化合物であり、B細胞悪性腫瘍の数多くの患者に幅広く使用でき、効果が期待できます」と述べています。 

 

契約内容によると、両社は、開発と販売を共同実施して損益を二分する全世界共通の契約を結びました。ヤンセンは1億5000万ドルをすでに支払っており、かかる費用は、第4四半期に計上される予定です。また、開発目標の達成や薬事審査のマイルストーンに応じて支払いを行う予定です。

  

PCI-32765について
PCI-32765は、B細胞抗原受容体(BCR)シグナル経路を構成する重要な要素、ブルトン型チロシン・キナーゼ(Btk)を阻害する経口で有効な低分子化合物です。BCRシグナルは、腫瘍の拡大と増殖に必要とされる重要な経路であり、PCI-32765は、このBCRシグナルをブロックして細胞死を誘発することにより抗腫瘍作用を発揮します。 

 

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このプレスリリースには、米国の1995年私募証券訴訟改革法で定義される「将来予測に関する記述」が含まれます。お読みの際には、これらの将来の見通しのみに依存しないようご注意ください。これらの記述は将来の事象についての現在の予想を基礎とするものです。基礎となる前提が不正確であると判明した場合あるいは、未知のリスクや不確実性が具現化した場合、実際の結果は、ヤンセン・バイオテック社およびジョンソン・エンド・ジョンソンの予想や見通しとは実質的に異なるものとなる恐れがあります。リスクや不確実性には、産業において一般的な条件や競争、利子や為替の変動などの経済的要因、技術的な進歩や競合他社による特許の取得、規制当局による承認の取得や国内外の医療改革、政府の法律や規制など新製品の開発に本来伴う諸課題、および医療費削減への潮流、政府機関による医療産業への監督強化などが含まれますが、これらに限定されません。これらのリスクや不確実性その他の要因については、2011年1月2日に終了した会計年度のForm 10-Kに基づくジョンソン・エンド・ジョンソンの年次報告書の添付99に詳述されています。このForm 10-Kおよび追加提出資料はオンライン(www.sec.gov, www.jnj.com )、もしくはジョンソン・エンド・ジョンソンからの請求によりご覧いただけます。ヤンセンファーマ及びジョンソン・エンド・ジョンソンのいずれも新情報や今後の事象・変化などに基づいて将来予測に関する記述を更新する義務を負いません。

 

 ヤンセンについて
我々ヤンセンは、現代においてもっとも重要な「いまだ満たされない医療ニーズ」への対応と解決に力を注いでいます。これには、がん、免疫疾患、中枢神経疾患、疼痛、感染症、代謝疾患が含まれます。患者さんへの貢献という強い意思に基づき、革新的な製品、サービスを開発提供し、健康問題の解決に努め、世界中のひとびとを支援しています。ヤンセンファーマ株式会社は、ジョンソン・エンド・ジョンソングループのひとつです。