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2012年の米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次学術集会にてZYTIGA®(Abiraterone Acetate)のデータを発表

公開日: 
2012/05/22

ご参考資料:
当資料は、ヤンセン・リサーチ・アンド・ディベロップメント社が、2012年5月18日(現地時間)に発表した英文プレスリリース抜粋の翻訳版として、発表させていただくものです。従いまして、日本の状況を必ずしも反映したものではないことと、正式言語が英語であるため、内容については英文リリースが優先されます。
英文サイト:

http://www.jnj.com/connect/news/product/zytiga-abiraterone-acetate-data-to-be-presented-at-2012-american-society-of-clinical-oncology-asco-annual-meeting
 

 

注記:本リリースは、ASCOのアブストラクトLBA 4518, 4521, 4556, 4558に関連する内容です。

 

 ニュージャージー州ラリタン(2012年5月18日現地時間) –米国臨床腫瘍学会(ASCO)の第48回年次学術集会*では、ZYTIGA®(Abiraterone Acetate)の臨床試験に関するデータが発表されます。なお、同学会において、ベルケイド®(ボルテゾミブ)についての発表も行われる予定です。
*米国臨床腫瘍学会(ASCO)の第48回年次学術集会:6月1日~5日 米国シカゴで開催予定

 
 ヤンセン・リサーチ・アンド・ディベロップメント社のグローバル研究開発部門長でオンコロジー分野を率いるウィリアム・N・ハイト(William N. Hait)M.D., Ph.Dは、「今年のASCO年次会議ではヤンセン・リサーチ・アンド・ディベロップメント社が依頼した臨床試験で得られた広範で詳細なデータが発表され、各種の腫瘍性疾患領域において重要な科学的知見を提供します。ASCOでのデータ発表は、各種の血液・オンコロジー領域における弊社の化合物に対する理解を促す努力を続けていることを如実に示すものです」と述べています。

 

 予定されているZYTIGA®の臨床試験データ発表は次の通りです。

● Interim analysis (IA) results of COU-AA-302, a randomized, phase 3 study of abiraterone acetate (AA) in chemotherapy-naïve patients (pts) with metastatic castration-resistant prostate cancer (mCRPC). (Abstract LBA 4518) 
(化学療法未治療の転移性去勢抵抗性前立腺がん患者を対象とした無作為化第III相試験(COU-AA-302)の中間解析報告 (アブストラクト 4518))
クリニカル サイエンス シンポジウム、6月2日(土)午前8:00~8:15,於E. Arie Crown Theater
 代表演者: C.J. Ryan, Helen Diller Family Comprehensive Cancer Center, University of California, San Francisco, CA [カリフォルニア大学サンフランシスコ校ヘレン・ディラー・ファミリー総合がんセンター(カリフォルニア州サンフランシスコ)]

  
● Effect of neoadjuvant abiraterone acetate (AA) plus leuprolide acetate (LHRHa) on PSA, pathological complete response (pCR) and near pCR in localized high risk prostate cancer (LHRPC): results of a randomized phase 2 study (Abstract 4521)
(ハイリスク限局性前立腺癌におけるAbiraterone Acetateとリュープロレリン酢酸塩を併用するネオアジュバント療法がPSA、病理学的完全寛解(pCR)およびnear pCRに及ぼす影響:無作為化第II相試験の成績 (アブストラクト 4521))
クリニカル サイエンス シンポジウム:前立腺癌におけるホルモン療法の新たなパラダイム、6月2日(土)午前9:10~9:20, 於E. Arie Crown Theater
代表演者:M.-E. Taplin, Dana-Farber Cancer Institute, Brookline, MA; Harvard Medical School, Boston, MA [ダナ・ファーバーがん研究所(マサチューセッツ州ブルックリン)およびハーバード大学医学部(マサチューセッツ州ボストン)]

 

● Exploratory analysis of survival benefit and prior docetaxel (D) treatment in COU-AA-301, a phase 3 study of abiraterone acetate (AA) plus prednisone (P) in metastatic castration-resistant prostate cancer (mCRPC) (Abstract 4558)
(転移性去勢抵抗性前立腺癌におけるAbiraterone Acetateとプレドニゾンの併用療法を検討する第III相COU-AA-301試験における生存率改善とドセタキセルの投与歴に関する探索的解析 (アブストラクト 4558))
ポスターセッション:生殖泌尿器(前立腺)癌、6月4日(月)午前8:00~12:00, E450a, ポスターボード #12
代表演者: O.B. Goodman, Jr, Nevada Cancer Institute, Las Vegas, NV [ネバダがん研究所(ネバダ州ラスベガス)]

 

● Cytoreduction and androgen signaling modulation by abiraterone acetate (AA) plus leuprolide acetate (LHRHa) vs LHRHa in patients (Pts) with localized high risk prostate cancer (LHRPCa): preliminary results of a randomized preoperative study (Abstract 4556)
(限局性ハイリスク前立腺癌におけるAbiraterone Acetateとリュープロレリン酢酸塩の併用と単独投与による腫瘍細胞減少とアンドロゲンシグナリング修飾:無作為化プロスペクティブ試験の予備的結果 (アブストラクト 4556))
ポスターセッション:生殖泌尿器(前立腺)癌、6月4日(月)午前8:00~12:00, E450a, ポスターボード #10
代表演者: E. Efstathiou, David H Koch Center for Division of Cancer Medicine, The University of Texas MD Anderson Cancer Center, Houston, TX [テキサス大学MDアンダーソンがんセンター デビッド・H・コッホ研究所(テキサス州ヒューストン)]; University of Athens, Athens, Greece [アテネ大学(ギリシア・アテネ)]

 

 

ZYTIGA®について
2011年の米国でドセタキセルの投与歴のある転移性ホルモン療法抵抗性前立腺癌に対してプレドニゾンと併用する薬剤として承認されて以来、ZYTIGA®は39カ国(日本除く)で承認を取得しています。

 

 

ベルケイド®(ボルテゾミブ)について
ベルケイド®(ボルテゾミブ)は、多発性骨髄腫と呼ばれる血液のがんに使用される薬です。強力、可逆的かつ選択的なプロテアソーム阻害剤であり、世界初の本作用機序を有する抗悪性腫瘍剤です。プロテアソームは細胞内に存在する酵素複合体で、細胞周期制御因子、シグナル伝達因子、転写因子、癌遺伝子及び癌抑制遺伝子などの分解を担うことにより、細胞の増殖、分化及びアポトーシスを制御しています。本剤は、プロテアソームを選択的に阻害することで、癌細胞の複数の細胞内シグナル伝達系に影響を与え、細胞周期の停止、増殖抑制、血管新生抑制、アポトーシス誘導など腫瘍細胞に対して直接的な抗腫瘍効果を発揮します。

日本では、「多発性骨髄腫」治療における承認を取得しています。ベルケイド®は、ミレニアム・ファーマシューティカルズ社(Millennium Pharmaceuticals)とヤンセンファーマシューティカル・グループ(以下「ヤンセン」)によって共同開発されました。ミレニアム社は米国におけるベルケイド®の販売を担当し、ヤンセンは欧州およびその他の国々での販売を担当しています。武田薬品工業株式会社とヤンセンファーマ株式会社は、日本国内におけるベルケイド®のコ・プロモーション契約を結んでいます。

 

 

ヤンセン・リサーチ・アンド・ディベロップメント社について
ヤンセン・リサーチ・アンド・ディベロップメント社はニュージャージー州ラリタンに本部を置き、欧米及びアジアに関連施設をもつ企業で、内外の革新的知見を活用し、ニューロサイエンス、オンコロジー、免疫、感染症およびワクチンの5領域おける新薬とソリューションの発見と開発を行っています。詳細はウェブサイト(www.janssenrnd.com)をご覧ください。
ヤンセン・リサーチ・アンド・ディベロップメント社は、ヤンセンファーマとジョンソン・エンド・ジョンソンのグループ企業です。患者さんへの責任を果たすため、私たちは革新的な発想、製品とサービスやソリューションをお届けし、世界中の医療ニーズが満たされていない重篤疾患の治療に取り組んでいます。

以上

 

 

ヤンセンについて
我々ヤンセンは、現代においてもっとも重要な「いまだ満たされない医療ニーズ」への対応と解決に力を注いでいます。これには、がん、免疫疾患、中枢神経疾患、疼痛、感染症、代謝疾患が含まれます。患者さんへの貢献という強い意思に基づき、革新的な製品、サービスを開発提供し、健康問題の解決に努め、世界中のひとびとを支援しています。ヤンセンファーマ株式会社は、ジョンソン・エンド・ジョンソンのヤンセン ファーマシュ―ティカル・グループのひとつです。

 

 

将来予測に関する記述
このプレスリリースには、米国の1995年私募証券訴訟改革法で定義される「将来予測に関する記述」が含まれます。本記述を読まれる皆様は、これらの内容に依存することのないようご注意ください。また、本記述は将来の事象についての現在の予想を基礎とするものです。基礎となる前提が不正確であると判明した場合あるいは、未知のリスクや不確実性が具現化した場合、実際の結果は、ヤンセンジャパンおよびジョンソン・エンド・ジョンソンの予想や見通しとは実質的に異なるものとなる恐れがあります。リスクや不確実性には、産業において一般的な条件や競争、利子や為替の変動などの経済的要因、技術的な進歩、競合他社による新製品や特許の取得、規制当局による承認の取得を含む新製品の開発に本来伴う諸課題、特許に係る問題、医療用品やサービスの購入者の行動・消費パターンの変化や財政的困窮、政府の法律や規制の変更や国内外の医療改革、医療費削減への潮流および政府機関による医療産業への監督強化などが含まれますが、これらに限定されません。これらのリスクや不確実性その他の要因については、2012年1月1日に終了した会計年度のForm 10-Kに基づくジョンソン・エンド・ジョンソンの年次報告書の添付99に詳述されています。このForm 10-Kおよび追加提出資料はオンライン(www.sec.gov, www.jnj.com )、もしくはジョンソン・エンド・ジョンソンからの請求によりご覧いただけます。ヤンセンジャパン及びジョンソン・エンド・ジョンソンのいずれも新情報や今後の事象・変化などに基づいて将来予測に関する記述を更新する義務を負いません。