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乾癬治療薬ステラーラ®、国際プリ・ガリアン賞を受賞

公開日: 
2012/10/11

当資料は、ヤンセン社が2012年10月4日(現地時間)に発表した英文プレスリリース抜粋の翻訳版として、発表しています。従いまして、日本の状況を必ずしも反映したものではないことと、正式言語が英語であるため、内容については英文リリースが優先されます。

 

 

[ペンシルベニア州スプリングハウス 現地時間:2012年10月4日] ヤンセン・リサーチ・アンド・ディベロップメント社(以下「ヤンセン」)は本日、フランス・リヨンにて乾癬治療薬ステラーラ®(ウステキヌマブ)が栄えある2012年度国際プリ・ガリアン賞を受賞したことをお知らせいたします。プリ・ガリアン賞は、過去10年間における患者さんの健康と公衆衛生に大きな影響を及ぼしたバイオ医学の進歩を称え、バイオ医薬品と医療技術の研究開発における多大な努力を表彰する賞です。この賞は、革新的な医薬品や医療機器の開発に不可欠な工学、科学および臨床研究の技術に対し与えられるものです。

 

ヤンセン・リサーチ・アンド・ディベロップメント社のグローバル薬事部門(Global Regulatory Affairs)の責任者でチーフ・バイオテクノロジー責任者(Chief Biotechnology Officer)であるジェイ・P・シーゲル博士(Jay P. Siegel, M.D)は、「このたびステラーラ®が国際プリ・ガリアン賞を受賞し、大変名誉に感じております。今後もステラーラ®のように革新的な医薬品を世界中の患者さんと医療従事者の皆さんにお届けできるよう、努力を続けてまいります。」と述べています。

 

ステラーラ®はヒト型モノクローナル抗体製剤で、現在カナダ、ヨーロッパ、アメリカ、ブラジル、メキシコ、オーストラリア、日本など60カ国以上において中等症から重症の尋常性乾癬の治療薬として承認を得ています。

 

ヤンセン・リサーチ・アンド・ディベロップメント社のグローバル イミュノロジー領域部門の責任者(Global Therapeutic Area Head, Immunology)であるスーザン・ディロン博士(Susan Dillon, Ph.D.)は、「ステラーラ®は科学、テクノロジーと医学の結晶です。私たちは、ステラーラ®が中等症から重症の尋常性乾癬の患者さんの生活の質の向上に寄与していることに誇りを感じ、国際プリ・ガリアン賞の受賞に心ひきしまる思いです」と述べています。

 

国際プリ・ガリアン賞は、各国におけるプリ・ガリアン賞の受賞製品を対象として2年に一度贈られる、医薬品業界最高の賞です。
ステラーラ®は2011年にプリ・ガリアン・米国賞の最優秀バイオテクノロジー製品賞を受賞、2010年にはプリ・ガリアン・カナダ賞の革新的製品賞を受賞しています。プリ・ガリアン賞は1970年にフランスの薬学者ローランド・メール(Roland Mehl)が創設した賞で、国際プリ・ガリアン賞は1990年に創設されました。

 

ヤンセン・リサーチ・アンド・ディベロップメント社について
ヤンセン・リサーチ・アンド・ディベロップメント社は、患者さんの苦しみを和らげ、いまだ満たされていない重要な医療ニーズに応えるため、革新的な医薬品の発見と開発に取り組んでいます。ジョンソン・エンド・ジョンソンのグループ企業であるヤンセンのメンバーとして、最大の医療ニーズを特定し、内外の最高レベルの科学技術を結集し、世界中の患者さんに役立つソリューションの発見に向け活動しています。世界有数の創薬・開発技術と卓越した経営力を生かし、オンコロジー、免疫、ニューロサイエンス、感染症、ワクチン、心血管系および代謝性疾患の分野において革新的で効果的な治療をお届けしています。詳細はウェブサイト(www.janssenrnd.com)をご覧ください。
 

 

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ステラーラ®について
ステラーラ®は、ヒト型抗ヒトIL-12/23p40モノクローナル抗体製剤で、2008年12月にカナダで承認された後、EUでは2009年1月、米国では2009年9月に承認され、現在、乾癬に係る適応症で世界66ヶ国にて承認されています。(2012年6月時点)本邦においても、日本人乾癬患者を対象とした臨床試験において本剤の有効性・安全性が確認され、2011年1月に「既存治療で効果不十分な尋常性乾癬および関節症性乾癬」を効能・効果として承認されました。

 

乾癬とは
乾癬の原因はまだわかっていませんが、遺伝要因と環境要因の双方が複雑に関与し発症すると考えられている慢性で難治性の炎症性疾患であり、非伝染性の皮膚疾患です。特徴的な皮膚症状として、1)皮膚が炎症を伴い赤くなる、2)皮膚が盛り上がる、3)乾燥した銀白色のふけのようなもの(鱗屑・りんせつ)が付着し、はがれ落ちるといったもので、患者さんの約半数には痒みがみられます。また、爪の変形や関節症状(痛み、腫れ)を伴うこともあります。さらに外見上も目立つことから、患者さんの社会生活や人間関係に影響を及ぼすこともあり、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を著しく低下させる疾患として知られています。現在、日本における乾癬の推計患者数は約10万人とされており、その数は年々増加の傾向にあります。
  *平成20年度厚生労働省「患者調査」による

 

「乾癬ネット」について
乾癬の患者さんや家族の皆さんをはじめとする一般の方々を対象に、乾癬を知り、乾癬と上手に暮らすための支援サイト「乾癬ネット」を開設いたしました。乾癬という病気の基本的な知識やさまざまな治療法、乾癬と上手に暮らしていくためのヒントやノウハウをご紹介しています。
URL:http://www.kansennet.jp/

 

 

ヤンセンについて
我々ヤンセンは、現代においてもっとも重要な「いまだ満たされない医療ニーズ」への対応と解決に力を注いでいます。これには、がん、免疫疾患、中枢神経疾患、疼痛、感染症、代謝疾患が含まれます。患者さんへの貢献という強い意思に基づき、革新的な製品、サービスを開発提供し、健康問題の解決に努め、世界中のひとびとを支援しています。ヤンセンファーマ株式会社は、ヤンセン ファーマシュ―ティカル・グループのひとつです。