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ヤンセン、仕事と病の両立をさらに推進する 「チームワークシックバランス」を発足

2021/05/13

 

IBD患者さんと各界の著名人と共に、自分らしい働き方を考える機会を創出

チームワークシックバランス

 

ヤンセンファーマ株式会社(代表取締役社長:關口 修平、本社:東京都千代田区、以下、「ヤンセン」)は本日、炎症性腸疾患(IBD)の患者さんが難病を抱えながらも「自分らしくはたらく」ことを後押しする「IBDとはたらくプロジェクト」の活動の一環として、IBDをはじめとした病と仕事の両立を意味する「ワークシックバランス」の考え方に賛同いただいた方々と共に「チームワークシックバランス」を発足しました。

 

「ワークシックバランス」とは、病を抱えながら働く人が、周囲の理解を促しながら仕事と病との調和をとり、病があっても自分らしい働き方を選択できることを目指す考え方で、2020年にヤンセンが「IBDとはたらくプロジェクト」の一環で提唱しました。IBDとの関係性を問わず、この考え方に共鳴した「チームワークシックバランス」の賛同者の方々は、「IBDとはたらくプロジェクト」施策への参加や、メディアやSNSでの情報発信、リレー連載企画(5~7月)などを通じて、世の中に広く「ワークシックバランス」の浸透と、IBDの理解促進を担います。

 

「チームワークシックバランス」のメンバーも登壇するオンラインイベント「『IBDとはたらく』ライブセッション」5月19日(水)の「世界IBDデー」には、「チームワークシックバランス」のメンバーも登壇するオンラインイベント「『IBDとはたらく』ライブセッション」を開催し、IBDへの理解を深めるための日に、仕事と病の両立という観点からこれからの働き方について共に考えていきます。

 

ヤンセン代表取締役社長の關口修平は次のように述べています。
「ワークシックバランスの考え方にたくさんの方が共鳴し、ともに活動できることを嬉しく思います。病気を抱えていても自分らしく働ける環境づくりに向けて、連携していきます」

 

「チームワークシックバランス」参加メンバー

 

作家・ジャーナリスト・佐々木 俊尚

作家・ジャーナリスト・佐々木 俊尚<プロフィール> 1961年兵庫県生まれ。愛知県立岡崎高校卒、早稲田大学政経学部政治学科中退。毎日新聞社などを経て2003年に独立し、テクノロジーから政治、経済、社会、ライフスタイルにいたるまで幅広く取材・執筆・発信している。総務省情報通信白書編集委員。「時間とテクノロジー」「そして、暮らしは共同体になる。」「キュレーションの時代」など著書多数。2002年に潰瘍性大腸炎を発症した。
 
<コメント> 「弱者と決めつけないで」。わたしが長年にわたって潰瘍性大腸炎をかかえて暮らしてきたなかで、いつも感じていたのはこのことでした。ワークシックバランスという言葉が広がり、病気を抱えている人たちもみんなにふつうに仲間入りできるような社会になってほしいと願っています。そしてわたしと同じようにIBDを抱えながら働いている人たち、ともに連帯していきましょう。

 


 

パラレルワーカー・正能 茉優

パラレルワーカー・正能 茉優<プロフィール> 1991年東京都生まれ。慶應義塾大学在学中の2012年、地域の商材をかわいくプロデュースし発信・販売するハピキラFACTORYとしての活動を始める。大学卒業後は、博報堂に就職。その後、ソニーでの商品企画経験を経て、現在はパーソルキャリアで新規事業の企画に携わりながら、自社の経営も行う「パラレルキャリア女子」。最近は、内閣官房「まち・ひと・しごと創生会議」の有識者委員や、慶應義塾大学大学院特任助教としても活動中。
 
<コメント> 初めて「ワークシックバランス」という言葉を聞いた時、私は正直、「大事な考え方だけど、自分にはあまり関係がなさそうだ」と思ってしまいました。でもよく考えてみると、“シック”をはじめとするパーソナルな事柄と、“はたらく”を両立できる世の中をつくることは、“シック”と向き合っている人のみならず、すべてのはたらく人を幸せにするはずです。だからこそ今、私は自分自身のこととして、「ワークシックバランス」について、しっかり考えてみたいと思います。

 


 

お笑い芸人・お侍ちゃん

お笑い芸人・お侍ちゃん<プロフィール> 1981年岩手県生まれ。上智大学在学中にコンビで芸人活動をスタート。大学卒業後はピン芸人となり、地毛で結ったちょんまげ姿の侍キャラでネタを披露。お笑いライブやテレビ、ラジオなどで活躍中。2019年にクローン病を発病。自身の闘病生活や他のクローン病患者さんとの交流の様子をブログで公開している。
 
<コメント> IBDってなかなか理解してもらうのは難しい。ただ、お互いに半歩ずつ歩み寄れたなら、一歩になります。周囲へのちょっとした思いやりで人はもっと生きやすくなるし、能力を発揮できるはず。ぜひ多くの人にIBDを開国してほしいですね!「難病=人生終了」ではありませぬから。疾患を抱えていても多様な分野で活躍できる社会だと思ってますし、人並み以上の幸せを掴んだってよいではないか。身をもってそれを表現して参ります!

 


 

医師(北里大学北里研究所病院 炎症性腸疾患先進治療センター 副センター長)・小林 拓

医師(北里大学北里研究所病院 炎症性腸疾患先進治療センター 副センター長)・小林 拓<プロフィール> 1973年愛知県生まれ。1998年名古屋大学医学部卒業。2012年から北里大学北里研究所病院にて新しく炎症性腸疾患先進治療センターの立ち上げに尽力。炎症性腸疾患患者さんの診療だけでなく、治療や検査法の進歩、原因究明のための研究にも精力的に従事している。患者さんの幸せのために、をモットーに医療や学問面だけでなく、幅広い活動を心掛けている。その一環としてIBDとはたらくプロジェクトにも開始時より参加。
 
<コメント> ワークシックバランスという考え方は、決して仕事と病気の妥協点を仕方なく探すという意味ではありません。病気を持つ多くの人が、病気に制限されずに仕事と共存していくためのとてもポジティブな考え方なんだと思います。実際に、IBDは現在治療が進歩し、病気に影響されず普通の生活を送っている患者さんがどんどん多くなっています。そのようななかで、 IBD患者さんが最大限にその熱意や努力・能力を発揮して、周りの人も含めて全員がハッピーになれる、そんな「ワークシックバランス 」について、皆さんと一緒に考えていけたらと思っています。

 


 

大学院教授(慶應義塾大学)・岸 博幸

大学院教授(慶應義塾大学)・岸 博幸<プロフィール> 1962年東京都生まれ。東京都立日比谷高校、 一橋大学経済学部を卒業。元経産官僚。現在は慶應義塾大学大学院教授で、専門分野は経営戦略、経済政策。エイベックス顧問、大阪府市特別顧問などを兼任している。
 
<コメント> ワークライフバランスの必要性は多くの人が理解していると思いますが、ワークシックバランスはそれと同じくらいに重要ではないでしょうか。SDGsの“誰ひとり取り残さない”という基本精神からも、日本での実現は不可欠です。でも、患者さんに対する理解のない発信がされている現実を見ると、日本ではまだまだです。働くIBD患者の皆さんが無理せず働いて自己実現でき、みんながそれを心から応援する社会を早く実現しましょう。

 


 

IBD患者さん・奥野 真由

IBD患者さん・奥野 真由<プロフィール> 1993年埼玉県生まれ。2004年10歳の時に クローン病を発症し、人生の半分以上を病気とともに生活している。2016年から埼玉IBD(患者会)に所属し、現在は副代表。若年同患者向けのイベントの企画等「内向きの活動」のほか、製薬会社・保健所等で講演や執筆等「外向きの活動」にも力を入れている。
 
<コメント> 「見えない何か」を抱えながら生活をしている人は多いと思いますが、その中で病気に目を向け、ワークシックバランスという言葉を創造していただいたことを率直に嬉しく思います。難病はIBDに限らず現時点では治る病気ではないので、一緒に生活していかなければなりません。しかしながら、私は自分を健康だと思っていますし、健康の定義は人によって異なるとも思います。自分ならではのワークシックバランスを、皆さんと考えていきたいです。

 


 

オンラインイベント「『IBDとはたらく』ライブセッション」開催概要

日時:
2021年5月19日(水)19:30~21:00
主催:
ヤンセンファーマ株式会社
協力:
NPO法人IBDネットワーク、株式会社ゼネラルパートナーズ
開催:
オンライン配信(ZoomウェビナーまたはFacebook Live)
登壇者:
お侍ちゃん(MC)、林家 彦いち氏、岸 博之氏、小林 拓先生、IBD患者さん ランさん(仮名)
日時:
2021年5月19日(水)19:30~21:00
参加方法:
「チームワークシックバランス」特設サイトにアクセスいただきZoomウェビナーまたはヤンセンファーマ公式Facebookよりご視聴ください。
※Zoomウェビナーで参加する場合は、メールアドレスとお名前の入力が必須となります。
※お名前はニックネームでも可能です。
※メールアドレスはイベント終了後廃棄し、ヤンセンファーマ株式会社からご連絡することはありません。
「チームワークシックバランス」特設サイト:
ヤンセンファーマ公式Facebookページ:
イベント内容(一部抜粋):

オープニング「IBD落語」(ライブ配信)

IBD患者さん・奥野 真由新作落語を得意演目とする人気落語家・林家 彦いち氏が、働くIBD患者さんの実体験を基に、IBDという疾患について、そしてIBDを抱えながら働くことについて、落語という表現方法で分かりやすく伝えます。

 

トークセッション(ライブ配信)

大学院教授(慶應義塾大学)・岸 博幸 医師(北里大学北里研究所病院 炎症性腸疾患先進治療センター 副センター長)・小林 拓 お笑い芸人・お侍ちゃん

IBD患者さん、医師を含むMCとゲスト陣で、「IBDとはたらく」をさまざまな角度から議論していきます。ライブ配信中は視聴者の皆さんとも活発にコミュニケーションを取りながらディスカッションを進める予定で、IBD患者さんにとって、自分らしい働き方を見つめ直す一助となることを願っています。

 

 

 

「IBDとはたらくプロジェクト」とは

「IBDとはたらくプロジェクト」とは2019年5月、NPO法人IBDネットワークおよび難病専門の就労移行支援事業を行う株式会社ゼネラルパートナーズの協力のもと、ヤンセンが立ち上げたIBD疾患啓発活動です。IBD患者さんが、難病を抱えながらも「自分らしくはたらく」ことを後押しするとともに、社会や企業への理解促進などを通じて「働きやすい就労環境作り」にも取り組みます。詳しくは、特設サイト(https://www.ibd-life.jp/project)をご覧ください。

 

IBD(Inflammatory Bowel Disease:炎症性腸疾患)とは

IBD (Inflammatory Bowel Disease:炎症性腸疾患)は、主にクローン病と潰瘍性大腸炎を指し、未だに原因が特定されていない国の指定難病です。小腸や大腸の粘膜に慢性の炎症を引き起こし、長期に渡って再燃と寛解を繰り返します。患者数は世界規模で増加傾向にあり、日本には約29万人(クローン病:約7万人、潰瘍性大腸炎:約22万人)いるとされています1。10 代から20代の若年層に好発する特徴があります2,3

 

参考文献

  1. 厚生労働科学研究費補助金難治性疾患等政策研究事業「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」2016
  2. 難病情報センター: http://www.nanbyou.or.jp/entry/81.
  3. 難病情報センター: http://www.nanbyou.or.jp/entry/62

 

ヤンセンについて

ヤンセンが目指すのは、病が過去のものになる未来をつくることです。
治療が困難な病を過去のものとするために、科学の力で病に打ち克ち、画期的な発想力で多くの人々に薬を届け、真心を持って癒し、希望をお届けします。私たちはがん、免疫疾患、精神・神経疾患、ワクチン・感染症、代謝・循環器疾患、肺高血圧症の分野で貢献ができると考え、注力しています。
ヤンセンに関する詳しい情報はwww.janssen.com/japan/をご覧ください。
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ヤンセンファーマ株式会社は、ジョンソン・エンド・ジョンソンの医薬品部門であるヤンセンファーマグループの一員です。

 

【本件に関するお問合せ先】

 ヤンセンファーマ株式会社 コミュニケーション&パブリックアフェアーズ部

 TEL:03-4411-5046  FAX: 03-4411-5050    E-mail: [email protected]